マゾヒストからの視点【第２章】

約１年ぶりのsex
今回は色の濃いアメリカ人
それも約20歳も歳下の彼

決して深い関係にならないと分かっていたからなのか
彼にとって年齢はただの数字にしかない
という思いに押されたのか
私は彼の想いを受け入れた

抱きしめられて
彼の胸のあたたかさに癒される
ひとときの安らぎ

寂しさを埋めるかのような
激しく終わりのない交わりに
心も身体も委ねたかった

別れ際に悟るものは
これ以上の関係なり得ることはない
という確信。。。

たった一人の唯一無二の存在
そこに辿り着くのは
まだまだ遠いと感じるとともに

あなたは本気でそれを求めているのか
と自問自答する

その存在にたどり着くことを
自ら拒否しているのではないのか
だからこそ
彼との関係を望んだのではないのか

それとも
ただの身体の欲求を満たしたいだけだったのか

あとに残る虚しさや
どうしようもない寂しさに
いたたまれなくなることは分かっていたんだけど
抑えられない感情に従った

首を絞められ喘ぐ
髪を掴まれ悶える
スパンキングに声を荒げる
イマラチオを自ら求め
喉の奥深くまで加え込む

求めるものは　

もっと苦しく
もっと激しく
泣き叫び許しを乞うまで
責め続けて

そんな快楽のなか
脳裏に浮かぶのは主

私のなかのマゾヒストが目醒め始めると
必ず現れる主

私は彼に抱かれながら
主を想い達する



けっして

現実を受け入れてない訳ではないんだろうけど

まだまだ　わたし

彷徨い続けるのかもしれない。。。




こころのいたみ

きえてなくなれ。。。