マゾヒストからの視点【第２章】

何が善意で何が悪意か

決めるのはだれ？





主が…………と言っていたから

と私に伝えてくれた言葉は

私の心をえぐる言葉だった




………………。







私は言葉を発するという事を忘れた




なんで？


あなたはその言葉を遺したの？



なんで？


その人にその言葉を託したの？




たったひとことの

その言葉で私の心は埋め尽くされ




私はただ……


泣き崩れた……






もちろん

その人に悪意はない



その人は


私のことを思って言ってくれているのだと


思う




だから余計に


やりきれない


だからこそ


何も言えない




それがその人の善意なのだろう


それがその人の私への思いなのだろう



が……



私はその言葉は聞きたくなかった


知りたくなかった





善意って何？



その人のためによかれと思うことなら


何をしてもいいの？


何を言ってもいいの？




これが悪意を込めての言葉なら


私にはまだ救いだった


その言葉を無かったことに出来るから


その言葉を信じることをしないから



善意は時に人を傷つけることを


忘れてはならない






そして最後に……



主流に言わせて貰えば



【いらん世話や！！！】